茨城県警交通企画課は、今年県内で発生した、夜間、歩行者が車にはねられる死亡事故29件(昨年12月16日現在)のうち、「半数の事故はライトを上向きにしていれば防げた可能性がある」という調査結果をまとめた。 同課は、対向車や先行車がいないときの「上向きライト」を呼びかけている。 同課によると、16日現在、日の出~日没の歩行者の死亡事故は13件(前年同期比8件減)、日没~日の出の夜間帯は29件(同10件減)。 同課は、それぞれの事故の実況見分の結果から、下向きライトと事故との因果関係について、速度と照射距離、道路の形態などを調査した。その結果、29件中15件で、ライトを上向きにしていれば、早い段階で前方の歩行者を発見することができ、ブレーキやハンドル操作で事故を回避できた可能性があったことがわかった。下向きライトの照射距離は約40メートルで、時速約60キロの停止距離とほぼ同じだ。歩行者がライトに照らされてからブレーキを踏んでも事故を防ぐのは難しいとされる。一方、上向きライトは照射距離が約100メートルで、歩行者などの早期発見に有効だといい、同課は「こまめにライトを上下に切り替えて運転するとともに、歩行者、自転車は反射材を付けてほしい」と呼びかけている。 |
出 典 |
2013年1月1日19時08分 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121230-OYT1T00017.htm?from=main5 |
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