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弁護士 小川敦也

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RSD発症につき2割の素因減額を認めた事案 さいたま地裁平成23年1月26日

事 案

平成11年5月25日,原告が運転していた自転車と,B(平成14年2月27日死亡)が運転していた普通乗用自動車が,交差点内で衝突するという交通事故(以下「本件事故」という。)が発生し,原告が受傷した。

本件は,本件事故の原因がBによる左右安全確認義務違反にあるとして,原告が,Bの使用者である被告A1有限会社に対しては,自動車損害賠償保障法(以下「自賠法」という。)3条に基づき,9521万6448円及びこれに対する不法行為時からの遅延損害金の支払を求め,Bの相続人であるその余の被告らに対しては,民法709条に基づき,上記損害額を法定相続分で除した

被告A2について4760万8224円及びこれに対する不法行為時からの遅延損害金,被告A3,被告A4及び被告A5について各1586万9408円及びこれに対する不法行為時からの遅延損害金の支払(上記被告ら4名は,上記各金額の限度で被告A1有限会社と連帯支払となる。)を求める事案

争 点

素因減額の当否及び程度

結 論

減額割合は2割にとどまるものとするのが相当

理 由

(1) 証拠(甲32,35,鑑定の結果)によれば,RSDに特徴的な疼痛には,患者自身の心因的・精神的素因ないし性格的素因が関係していると考えられており,具体的には,不安,恐がり,疑い深い,いつも何かに不満があるなどの要素が挙げられる。

(2) 上記2(1)に認定の事実に加え,証拠(甲36,50,原告,鑑定の結果)によれば,平成13年2月21日にT1病院精神科のT2医師から,原告の疼痛に心因性の要素があることを指摘されたこと,同年7月には,U1病院ペインクリニック科のU3臨床心理士が,原告について本人のパーソナリティなどが身体的な状態を修飾しているのではないかとの印象を抱いたこと,平成14年3月ころにはH整形外科内科の医師に対し,原告が医療不信がある旨を説明しており,現に,本件事故直後から現在に至るまで,医師の紹介ないし指示によるものもあるが転医を繰り返し,20を超える病院へ通院し

ていること,鑑定人も,左下肢のRSD発症には多分に原告の個人的性格素因が影響していることを指摘しており,その理由として,原告が医療機関を転々としている点と,原告の陳述書(甲36)に原告の不安,本件事故加害者あるいは保険会社,治療に当たった医師に対する不満,不信感といった感情が読み取れた点を挙げていることが認められ,これらの事情を総合すると,原告の右上肢及び左下肢の疼痛が長期にわたって持続しているのは,原告の心因的・精神的素因ないし性格的素因が寄与していることは否定できないというべきである。

(3) したがって,損害の公平な負担の観点から,原告に生じた損害ついて心因的・精神的素因ないし性格的素因による減額を認めるべきであるが,RSDの病態や機序については現在もなお不明な点が多く,慢性持続的な疼痛が引き金となって精神面に影響を与えた可能性も否定できないこと(鑑定の結果)から,減額割合は2割にとどまるものとするのが相当である。

備 考:RSD発症の条件

RSDの病態や機序は,現在もなお不明な点が多いが,RSDを発症するには,3つの要素,すなわち持続性有痛性病変(RSDの引き金となる外傷であり,これは必ずしも重篤である必要はなく,打撲,切創,骨折など何でもよい),患者自身の素因(日ごろから汗をかきやすい,手足が冷たい,失神しやすいなどの交感神経過緊張体質,もしくは性格的に不安,怖がり,疑い深い,いつも何かに不満があるなどの精神的素因),異常な交感神経反射(外傷後に生じる血管収縮を中心とする交感神経反射が強化持続し,局所的に阻血状態に陥る結果,痛みと冷感が生じるもの)がそろわなければならないとされている。


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