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弁護士 小川敦也

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交通事故により高次脳機能障害を負ったことを認め,損害賠償請求等を認容し,損害賠償額を変更した事例  札幌高裁平成18年5月26日

事 案

Yの運転する乗用車が,Xの同乗する車の後部に追突し,その衝撃で後遺症として高次脳機能障害になったと主張するXが,Yに対し,運行供用者責任(自動車損害賠償保障法3条)又は不法行為(民法709条)に基づく損害賠償として1億2395万2413円及びこれに対する不法行為日である平成9年6月14日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案

争 点

Xは,本件事故により,高次脳機能障害を負ったか。

問題の所在

Xの事例が,高次脳機能障害の要素を充足しているかについては,医学的見地から十分な判断ができない状況にある。そして,専門家の間でも,Xが高次脳機能障害であるとする見解(肯定説=K医師,T医師,Q教授),条件付きで高次脳機能障害がないとは言い切れないとする見解(条件付肯定説= X 医師,Y医師),高次脳機能障害ではないとする見解(否定説=V医師)に分かれている。

結 論

Xが本件事故により高次脳機能障害を負ったと判断する

理 由

当裁判所の判断は,司法上の判断であり,医学上の厳密な意味での科学的判断ではなく,本件事故直後のXの症状と日常生活における行動をも検討し,なおかつ,外傷性による高次脳機能障害は,近時においてようやく社会的認識が定着しつつあるものであり,今後もその解明が期待される分野であるため,現在の臨床現場等では脳機能障害と認識されにくい場合があり,また,昏睡や外見上の所見を伴わない場合は,その診断が極めて困難となる場合があり得るため,真に高次脳機能障害に該当する者に対する保護に欠ける場合があることをも考慮し,当裁判所は,Xが本件事故により高次脳機能障害を負ったと判断する。

具体的事実検討

事故前の状況

a Xの中学校での成績は,5段階評価で,国語及び社会が4又は5,数学及び理科が4,技術家庭が3又は4であり,意欲的な学習態度や学習習慣の定着,学習意欲旺盛,几帳面,努力家という評価であり,学内の漢字コンクールで約650人中10番程度の優秀な成績を続けて修め,また,作文についても,感想文コンクールで優秀賞を取るなど,優秀な成績を修めていた。

b 高等学校の入学試験の成績は,受験者平均点を若干下回る総得点であり(国語と数学が平均点を上回り,社会,理科及び英語は平均点を下回った。),240人中124番であり,平成7年5月27日に実施された第3回全校英単語テストでは学年上位3分の1の成績を修めていた。

c Xは,明るく優しく,弟や妹を可愛がる優しい家族思いで,生き生きとして,人生の目標である大学の医学部進学を目指していた。

事故後の状況

a Xは,本件事故後から,舌がもつれて上手くしゃべれない,発音するときの口の形がおかしい,国語や英語の教科書の言葉や文の意味が分からなくなって,読むのがたどたどしくなった,黒板の文字の1字ずつがばらばらに見え,単語として頭の中に入ってこないため,授業中にノートを写せない,頭の中がすごく熱い,歩くとフラフラする,毎日登山をしたみたいにひどく疲れる,毎日いつも大変眠いと感じ,その旨をAやF医師に報告していた。

b Xは,平成9年6月28日,歯科クリニックにおいて,舌の動きや発音が変である旨を歯科医師に訴えていた。

c Xの母親であるAは,Xの妹(当時中学1年生)から,Xがすぐ怒鳴ったり,怒ったりするようになったと聞いていた。


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