登録手続関係費
全損のため、車両の買替えが必要となった場合、新車あるいは中古車を購入すると、各種費用が必要となります。例えば、自動車取得税、自動車重量税、自動車税、自賠責保険料、登録の際の費用、車庫証明費用、廃車費用なども損害として賠償請求できます。
雑費
赤い本では、保管料、車両の引き揚げ費、時価査定料、通信費用、回送費用、交通事故証明交付手数料、レッカー代、代替車整備費、代替車エンジン調整費、代替車看板文字代、廃車料、車両処分費等、判決で認められたものを列挙し、雑費として認められるとしています。
物損に関する慰謝料
(1)一般に、物損に対する慰謝料は認められません。なぜなら物損の場合は、その財産的損害を回復すれば精神的損害も慰謝されるからです。もっとも、物損であっても被害者のその物に対する特別の愛情が侵害されるなど、その物損が被害者の精神的損害を著しく害するような場合には、慰謝料が認められることがあります。
(2)裁判例
メルセデスベンツの車両損害に対する慰謝料につき,財産的権利を侵害された場合に慰謝料を請求しうるには,被害者の愛情利益や精神的平穏を強く害するような特段の事情が存することが必要であるとして否定した(東京地判平成元年3月24日) |
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